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最近よく聞く「パッシブ」とは何?2019.12.24

特別な機械や設備を使わずに、太陽の光や風の力を暮らしのエネルギーとして利用することを
「パッシブシステム」といいます。

代表的な例では、南側に大きな窓を設けることで、
寒い冬場は太陽光を取り込んで部屋を暖めたり、
夏場には窓を開放して、風を取り入れるという方法です。

「パッシブ」という意味の反対は「アクティブ」になります。
建築におけるアクティブシステムとは、
太陽光発電や、蓄熱温水器など、装置や機器を活用しながら
省エネに貢献し、自然の再生エネルギーを積極的に取り入れていくことを指しています。

住まいにおける、パッシブとアクティブは、自然のエネルギーを活用することは同じですが
設備機器を使うのか、使わないかが違うところです。

高価な設備を使って省エネや快適性を求めるのが「アクティブシステム」です。
いっぽう、建物の形状や向き、窓の位置や庇などによって、
太陽光や風を上手に取り入れて、快適な住環境を造るのが「パッシブシステム」です。

パッシブな住宅には、断熱、気密、換気、暖房をバランスよく整えて設計施工する技術や知識も重要です。
費用面においては、環境省からの補助制度もありますので、
有効活用すると、費用を抑えた施工も可能です。

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